無垢フローリング用のワックス選びの注意点

無垢のフローリングを施工後 お引渡し時に ワックスでお手入れをしてくださいねと施工業者に言われました。おすすめのワックスはありますかというご質問を時折いただきます。 さてどんなワックスを選んだらいいでしょう。

まず ワックス選びの段階で 今お使いのフローリング材の塗装は何で仕上がっているかを確認することが大切です。まずは施工業者や仕様書をご確認いただくのが一番ですが わからない場合は表面をじっくり観察してみてください。 ウレタン塗装の場合 木の表面に塗膜を作ってフローリングを覆い 傷や汚れを防ぐようになっています。少し硬くしっかりと膜があるような感じです。自然塗料の場合は木に浸透させることによって木を守るようになっているため 塗装感があまり感じられないかもしれません。

ウレタン塗装などの化学塗料系の仕上がりの場合 表面が薄い塗膜で覆われていて撥水性にも優れているため 掃除機で埃や塵を取り除いた後 乾拭きをするだけで十分ですが ワックスで撥水性やツヤを維持したい場合には ウレタン塗装専用のワックスを選んでください。

一方で自然塗料系の仕上がりのフローリングの場合は 掃除機でのお手入れ 乾拭きはウレタン塗装の場合と一緒ですが 塗膜で覆っていないため 保護効果がウレタン塗装のように持続しません。保護効果がなくなる前に 再塗装をすることをお勧めします。 再塗装をするときには すでに使用している塗料を選ぶことがより簡単な方法です。

 

先日 蜜蝋ワックスでお手入れしたのに 効果を感じられなかったというお声をいただきました。 お子様もいらっしゃるのでより天然素材のワックスを選ばれたということですが 効果がないなんてとても残念なことです。効果が得られなかった原因は何でしょう。 

お話を伺ってみたら お客様のご使用になられていてフローリング材はウレタン塗装仕上がりだったことが分かったのです。 ウレタン塗装の場合 上述の通り 塗膜でフローリングを覆っているので 蜜蝋ワックスや柿渋のような塗料を上から塗っても浸透しないのです。

ウレタン塗装が施されているフローリング材に 自然塗料の代表的な オスモと柿渋を塗ってみました。すると折角塗料を塗っているのに浸透することなくふき取れて跡形もなくなってしまいました。 

無垢フローリング用のワックスを選ぶときには まずは元のフローリングの塗装状態を確認をすることが大事です。また 無垢フローリング用ワックスと一言でいっても オイルやロウなど油加工してあるフローリングに塗装するワックスと ウレタン塗装のフローリングなどに塗る樹脂用ワックスがあり使い分けをすることが重要です。