チークと言っても ミャンマーチーク、インドネシア、タイ、ラオスなど産地によって色々な呼び名のチークがあります。一体何チークがいいのでしょうか。
ミャンマーで採れるチークはミャンマーチーク(ビルマチーク、本チーク)、インドネシアで取れるチークはインドネシアチーク、ラオスだったらラオスチークと産地によって様々なチークが存在します。
無垢フローリングの多くは インドネシアチークが使われています。次に多く使われているのはミャンマーチークでしょうか。
床材をチークにしたいが 何チークがいいですかというご質問も多くいただきます。
ここでは 日本で多く使われている代表的なミャンマーチークとインドネシアチークを比較します。
大きく違う点は ミャンマーチークはほとんどが天然木です。 それに対しインドネシアチークの多くは植林木が使われています。 ミャンマーチークは成長が遅く100年を超しているものもあります。そのため目がつまっていて若干密度が高く収縮率が小さいです。赤黒く変化していくのも特徴的です。
インドネシアチークは植林で成長が早く 色は明るめです。 経年によってツヤのあるあめ色に変化していきます。 日本に先に入ってきたのはインドネシアチークだったため 日本でより多く流通しています。また近年ミャンマー政府が統制により伐採量を減らしているため ミャンマーチークの入荷量は以前よりも尚少なくなってきています。 水や汚れに強く 寸法安定性が高いのは双方同じで 木材としての性能は基本的に同じ。 あとは色や価格の点での選択肢ではないでしょうか。
ミャンマーチーク | インドネシアチーク | |
価格 | 高価 | ミャンマーより安い |
色 | 赤黒い(濃い) | 明るめ(薄い) |
収縮率 | 小さい | 小さい |
耐久性 | 強い | 強い |
耐水性 | 強い | 強い |
シロアリ等害虫 | 強い | 強い |
インドネシア産フローリング。船の甲板に使われているクマツヅラ科の熱帯産落葉高木。世界的に高級銘木の1つとして有名です。木質は、重硬で伸縮や狂いが少ないのも特徴です。黄金色または黄褐色で、時間と共に飴色の美しさを増していきます。
ミャンマーチーク(ビルマチーク)
インドネシア産チークとは区別してビルマチーク、ミャンマーチークと呼びます。寸法安定性に優れているうえ、耐久性、耐水性、防虫性にも優れている言わずと知れた高級材です。