無垢フローリングの形状 何を選べばいいか

無垢フローリングの独特な呼び方に、OPC、ユニ、FJLがあります。ひと言で無垢フローリングと言っても、1枚の板の作り方に違いがあります。それぞれの特徴をひとつずつ見ていきましょう。

下記は、本ホームページのQ and Aからの転載となりますが、無垢フローリングの形状の特徴を説明したものです。

OPCとは

【OPC オーピーシー / SOLID ソリッド / 一枚もの】 長さ方向・巾方向ともに継ぎ目のない一枚ものタイプ

OPCはワンピース(One piece)の略です。 ソリッドは直訳すると「かたまり」というような意味です。つまり無垢の木のかたまり=長さ・巾・厚みどこにも継ぎがない1枚もののフローリングのことです。業界では、一枚ものとも言います。とても希少価値の高いフローリングと言えます。さらに詳しい説明は、こちらをご覧ください。無垢フローリングOPCとは

ユニとは

【UNI ユニ】長さ方向に継ぎ目があるタイプ

 

ユニタイプは、長さ方向に継ぎがあるタイプを指します。フローリング1枚の1820mm長さを約4箇所から5箇所程度で繋ぎ合わせています。ソリッドタイプに比べて価格もお求め易く、それでいて無垢のフローリングの良さは堪能できるので一般的なタイプです。

さらに詳しい説明は、こちらをご覧ください。無垢フローリング ユニとは

FJLとは

【FJL エフ ジェイ エル】長さ方向にも巾方向にも継ぎ目のあるタイプ

 

FJLタイプは、ユニタイプの長さジョイントに更に巾方向にも継ぎのあるタイプです。巾方向の継ぎが4枚であれば 「4P」といいます。7枚であれば「7P」です。細かな無垢の木片が1枚のフローリングを構成しているので1枚1枚フローリングの表情が違い、個性的な雰囲気を作り出せます。また色の濃淡を楽しむこともできる一品です。 無垢フローリングFJLとは

いかがでしょうか。

OPC、ユニ、FJLや床暖用だの、12ミリだの…いろんな種類があると、何を選べばいいか悩むところです。

 

ムククル材木屋がフローリングを扱いはじめた30年以上前は、FJLタイプよりOPCのほうがいいという風潮があったように思いますが、現在では、多様なものが受け入れられる時代となり、おひとりお一人の「こうしたい! 」というイメージに近いものを選ぶ傾向が強くなっています。もちろん、ご予算の関係もあります。樹種はコレがいいのだけど、予算が…ということでしたら、無垢フローリングの価格はたいてい「OPC > UNI > FJL」となりますので、そのあたりで調整されても良いかもしれません。または、「こんな雰囲気がいいな…」というイメージ押しでしたら、樹種にこだわらず、似たような樹種の色や、加工面で決めるというのもアリでしょう。

 

お客様の「好み」で選択していただき、より理想に近い空間づくりを実現していただきたいです。